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同位体利用化学研究室(協力講座:原子炉実験所) 研究内容 : 放射化学・核化学・同位体利用・環境同位体化学 所在地 : 大阪府泉南郡熊取町野田 原子炉実験所 |
| 研究概要 : 原子炉実験所は関西国際空港にほど近いなだらかな丘陵地に位置しています。当実験所は、「原子炉による実験およびこれに関連する研究」を行うことを目的として、昭和38年に京都大学付置研究所の一つとして設置された全国大学等の共同利用研究所です。定格出力5MWの京都大学研究用原子炉(KUR)をはじめとして、中性子発生装置(電子線型加速器)、臨界集合体実験装置、コバルト60ガンマ線照射装置などの大型の研究施設・設備を有し、種々の研究に供しています。この30年、当実験所の関係する研究分野の進展は目覚ましく、学問の様相は一変しています。原子炉利用研究の中心である放射線・粒子線科学においても、中性子の利用はますます広がっていますが、粒子線加速器の進歩などもあり陽子、中間子、重イオン、放射光などを含めた総合的な基礎研究が必要な時代になっています。 当実験所は、平成7年4月の改組に伴い、"卓越した研究拠点(センター・オブ・エクセレンス:COE)"を目指して新たなスタートを切ったところです。現在、研究部門(研究分野)としては、原子炉安全管理(研究炉管理・核物質管理・放射性廃棄物管理・放射線管理・同位体製造管理)、中性子科学(中性子物性・冷中性子理工学・中性子制御)、核エネルギー基礎(核変換システム・極限熱輸送・材料照射効果・量子ビームシステム(客員))、バックエンド工学(放射能環境動態・核プロセス化学)、応用原子核科学(核放射線計測・原子核物性・粒子線物性)、放射線生命科学(粒子線生物学・同位体利用・放射線医学物理)の6部門を有し、付属施設として「原子炉医療基礎研究施設」及び「原子炉応用センター」を有しています。名称からも明らかなように、中性子を用いる基礎物理学の研究からガン治療等への応用にいたるまで、原子炉とそれに関連するほとんど全ての分野の研究が行われています。物質エネルギー化学専攻の「同位体利用化学研究室」にあたるのは、原子炉安全管理研究部門の同位体製造管理研究分野です。 当研究室では従来から「原子炉等で生成する強い放射性物質を取り扱う設備を使用して、自然科学のあらゆる分野の研究に有効に利用できる放射性同位元素の製造とその利用に関する研究」が数多く行われてきました。これらの中には、各種照射設備の研究開発と特性試験をはじめとして、放射性同位体の迅速な化学分離、標識化合物の合成と利用、放射化分析法の基礎と応用などの研究が含まれています。設置から30年を経た現在、研究の内容はより広くまたより高度なものへと移りつつありますが、それらが化学を基盤とするものであること、放射性同位体の安全かつ有効な利用法の開発を目指すものであることは変わりません。現在の研究内容を次に示します。
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