(黄赤色炎空気不足)(音を立て炎が飛んでいるとき空気過多)
(都市ガス用は青色)
緊急時の処置
(1)圧縮ガスの使用について
液化ガスにも共通するが、ガスの性状を理解すること・・・物理的性質、化学的
性質を知った上で適切な取扱いをすることが基本である。
(可燃性ガス、支燃性ガス、毒性ガス、腐食性ガス)
水圧、油圧は圧力が高くても体積変化が僅かであるが、圧縮ガスの場合は体積変化が大きいために装置、設備、配管などを破壊する危険性がある。
高圧容器の転倒防止・・・壁面等に立てて鎖でつなぐなどの方策を講ずること。
粗暴な扱いをしないこと・・・容器のバルブを開けるときは圧力調整器をゆるめておき、急激なバルブの開閉をしない。きっちり締めることは当然だが、開けたときは1/4〜1/2回転戻すこと。
使用するガスの種類により、また使用する温度により材料規制がある。
ガス漏れに注意すると共に、狭い部屋での窒素ガス(液化窒素も含む)等の使用 >
は酸欠状態を招くので換気に留意すること。
(2)液化ガス
液体窒素の使用について
液化ガスでは液体酸素のみ青色を呈しているが、その他は無色透明。
液化ガスの場合、容積比が大きいために気化した際の圧力が高くなるため液化ガス容器、クライオスタット等を使用する実験において注意を要する。液体窒素の容積比は646倍、沸点:77K、比重:0.81
汲込み後は備え付けの液化窒素使用記録簿に必要事項を記入の上使用すること。
また汲込みは実験室でも可能であり、使用記録簿には同様に記入のこと。
液体窒素を扱う場合は凍傷防止のため革手袋を着用のこと。軍手等は使わないように。
液化窒素貯槽からの汲込みの際は組込み弁以外には触らないこと。汲込み中はそ
の場を離れないように。
液体ヘリウムの使用について
容積比は700倍と大きいので液体窒素と同様注意を要する。
沸点:4.2K、比重:0.125