15.オンライン同位体分離装置
(ISOL,T−1)


15−a.構造及び特徴(図15−1参照)


これは、貫通孔(T−1)に設けられた核分裂片の電離質量分離装置である。
T−1孔内で235Uの熱中性子照射によって生成された核分裂片をガス.
ジェット法により炉外のイオン源に迅速移送しイオン化及び電離分離を行う。この
ためのイオン源、加速.分離装置、シ−ルド等のほか、分離された核分裂片より
放出される各種放射線の測定装置が付設されている。

最高熱中性子束: φth=2.8x1012n/cm2/sec
最高イオンエネルギ−: 160keV
核種: アルカリ、アルカリ土類金属元素
希土類元素に属する核種、それらの娘、孫核種
(半減期約0.3秒以上)



15−b.使用状況


所外、所内ともに使用頻度は高い。


15−c.実験と操作


本装置を使用する実験者は、担当者と密接な連絡を取りながら実験を行う。
また、あらかじめ装置担当者の行う本装置の取り扱いに関する教育訓練の
受講が義務づけられている。


15−d.異常時の処置


異常事態発生の場合は、必要な応急の処置をとつた後、直ちにISOL当番
管理者及びKUR当直運転主任に連絡し、処置を依頼する。詳細は[オンライン
同位体分離装置(ISOL)の取扱い(要領])に定められている。

図15−1
ISOL系統概念図